『鏡開き』
2025年01月11日
みなさんこんにちは
シイネ企画の椎根(しいね)です。
1月も半ばを迎えると、日本の家庭や職場で「鏡開き」の伝統行事が行われます。この行事は、お正月の締めくくりとして、鏡餅を割って食べることで無病息災や家内安全を願うものです。
しかし、なぜ「鏡開き」という名前で、なぜ餅を割るのか、その背景には興味深い歴史と文化が隠されています。
鏡開きの起源
鏡開きの由来は、武士の時代に遡ります。もともとは、鏡餅をお供えするのは神様や仏様への感謝を示す行為でした。その後、武家社会では、餅を割る行為が武具や道具の清めと結びつき、戦の勝利や無病息災を祈る儀式として行われるようになりました。
特に「割る」という表現ではなく、「開く」と呼ぶのには理由があります。「割る」という言葉には破壊的なニュアンスがあり、縁起が悪いとされていました。そのため、「開く」というポジティブな言葉が使われたのです。
鏡餅の形とその意味
鏡餅は、その名の通り、丸い形が日本の伝統的な鏡を思わせます。この丸い形は円満や調和を象徴し、家庭や人間関係が穏やかであることを願っています。また、大小2段または3段に重ねられることが多く、それぞれの段が天、地、人を表しているとされます。
さらに、鏡餅にはダイダイ(橙)が添えられることが一般的です。「代々」繁栄するという願いが込められています。
鏡開きの方法と楽しみ方
地域や家庭によって多少の違いはありますが、一般的には以下の手順で行われます。
鏡餅をおろす 供えていた鏡餅を神棚や床の間からおろします。
餅を割る 木槌や手を使って餅を割ります。包丁を使うのは「切る」という行為が縁起が悪いとされるため避けられます。
調理する 割った餅は雑煮やおしるこにして食べるのが一般的です。この行為には、神様から力を分けてもらう意味が込められています。
餅が硬くて割るのが難しい場合は、少し電子レンジで温めるか、水に浸して柔らかくすると作業がしやすくなります。
鏡開きの面白い
地域差が面白い! 関東では1月11日、関西では1月15日や20日に行うことが多いです。これは、武家文化の影響が強い関東と、農耕文化が根付く関西で日取りが異なったためと言われています。
現代のアレンジ 最近では、プラスチック容器に入った簡易版の鏡餅も主流です。中には切り餅が入っていて、そのまま鍋に投入できる便利さが受けています。
餅が主役のアート? 一部の家庭では、割った餅をユニークな形にして飾ることも。例えば、動物やキャラクターの形にするなど、子供たちも楽しめるイベントとして進化しています。
鏡開きは、ただ鏡餅を食べるだけでなく、日本の歴史や文化、そして家族の絆を再確認する大切な行事です。ぜひ今年は、鏡餅を囲んで家族や友人と楽しい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
鏡開きの準備から餅料理のアレンジまで、自分なりの工夫を加えて新しい伝統を作るのも素敵なアイデアです!
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